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    よくある質問4

    Q:健康診断で骨粗鬆症と診断されたのですが、骨粗鬆症とはどんな病気ですか?

     

    A:簡単に言えば骨の密度が下がり、骨がスカスカの状態になって骨折し易くなる病気です。
    女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、骨が溶けるのを防ぐ作用があります。
    女性は、閉経後に女性ホルモンが低下するため、急激に骨量が減り、骨粗鬆症になり易くなります。
    身体の中では絶えず古い骨は溶かされ(骨吸収)新しい骨が作られています(骨形成)。
    このような骨の新陳代謝を骨代謝と言います。健康な人は骨代謝のバランスが保たれて健康な骨が維持されます。
    しかし、骨粗鬆症の人では、骨吸収が骨形成を上回り、骨代謝のバランスが崩れ骨がもろくなります。
    骨粗鬆症の予防と治療の基本は食事・運動・お薬です。転倒を予防するための生活環境の改善も必要です。
    骨にとって最も大切な栄養素はカルシウムですが、食事からカルシウムを摂ってもなかなか骨は強くなりません。
    骨を強くするにはビタミンDが必要ですが、それも日光浴を何時間もしなければならないので骨を壊す細胞(破骨細胞)の働きを抑える薬とカルシウムとビタミンDの薬を併用して飲まれるのがお薦めです。