ブログ

Q：朝起きたら足の親指の付け根が赤く腫れて痛くて歩けなくなりました。どうしてですか？

 

A：それは恐らく痛風だと思います。痛風は、昔は「贅沢病」なんて言われて美味しい物ばかり食べているとなるとされていました。
しかしそれは間違えで、プリン体の多い食べ物を多く摂ると血液中に尿酸が増えて高尿酸血症になります。尿酸の結晶が関節に貯まると炎症を起こし痛風になります。
尿酸の結晶は細かい針のような形をしていてそれが関節、特に足の親指の付け根に溜まり易く、それが、痛風の炎症が足の親指の付け根に多い原因です。プリン体とは、DNAなどの細胞の核の中にある核酸を構成する成分です。
痛風、高尿酸血症の治療は薬が主になりますが、食事等でいくつか注意する必要があります。

➀バランスの良い食事を摂る

②プリン体の多い食べ物を控える（肉類全般特にレバー、魚類サンマ、スルメイカ、カツオなど）。

③アルコールを控える。アルコール自体肝臓で尿酸産生を亢進させ、尿酸の肝臓からの排泄を低下させます。

④水分を十分に摂る。水分を十分に摂って尿量を増やし尿と一緒に尿酸の排出を促す。