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    くしゃみで腰が痛いのはなぜ?原因・対処法・受診の目安を解説

    くしゃみ後の腰痛は、ぎっくり腰だけとは限りません

    腰が痛いイメージ画

    くしゃみのあとに、腰が痛むことはありませんか。このような痛みは、いわゆるぎっくり腰だけが原因とは限りません。症状の出方によっては、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などが関係している場合もあります。症状が気になるときは一度当院にご相談ください。痛みのきっかけや経過を丁寧に伺い、必要に応じて検査を行ったうえで、今の状態に合った対応をご提案します。

    このような症状のある方はご相談ください

    • くしゃみのたびに腰に強い痛みが走る
    • 動けないほど痛い、歩くのがつらい
    • 数日経っても痛みが引かない、むしろ強くなっている
    • 痛みをかばって別の部位(背中・お尻・脚など)までつらい
    • 何度も同じような痛みを繰り返している

    気になる症状がある場合は、当院へご相談ください。

    くしゃみで腰が痛くなる原因

    くしゃみをする男性

    くしゃみで腹圧が上がり、腰に負担がかかる

    くしゃみでは、息を一気に吐き出すために腹圧(お腹の内側の圧力)が上昇します。同時に、反射的に体幹に力が入り、腹筋・背筋が瞬間的に固まりやすくなります。この腹圧の上昇と体幹の固定が重なると、腰の関節や椎間板、周囲の筋肉に負担がかかり、ズキッとした痛みや響くような痛みにつながることがあります。

    直立したままくしゃみや咳をすると腰に負担がかかりやすい

    立ったままくしゃみをすると、腰を支える準備ができないまま反射的に踏ん張りやすく、体幹が一気に固まりやすくなります。さらに、姿勢によっては腰が反る方向に力が入り、腰の一部に負担が集中することがあります。

    くしゃみで急に身体を曲げると腰痛を招くことがある

    くしゃみの瞬間に体が前に折れるように曲がると、腰が急に引き伸ばされたり、椎間板に負担がかかったりして痛みにつながることがあります。さらに、その姿勢のまま体が少しねじれると、腰への負担が増える場合もあります。その結果、前にかがんだ拍子に痛い、くしゃみと同時に腰が抜けるように感じるといった症状が出ることがあります。

    くしゃみで腰が痛いときに考えられる疾患

    説明を行う医師

    ぎっくり腰(急性腰痛症)

    くしゃみの瞬間にズキッと痛みが走り、動くのがつらくなる場合は、ぎっくり腰(急性腰痛症)が関係していることがあります。腰まわりの筋肉や関節に急な負担がかかり、炎症や強いこわばりが出ている状態です。

    腰椎椎間板ヘルニア

    腰の痛みに加えて、お尻から脚にかけて痛みが広がる、しびれが出る、片脚に力が入りにくいと感じる場合は、腰椎椎間板ヘルニアが関係していることがあります。腰の骨の間にある椎間板が神経を刺激し、痛みやしびれにつながることがあります。

    腰部脊柱管狭窄症

    歩くと脚が痛くなったりしびれたりして、少し休むと楽になる(歩ける距離が限られる)などの症状がある場合は、腰部脊柱管狭窄症が関係していることがあります。神経の通り道が狭くなることで、動作や姿勢によって症状が出やすくなることがあります。

    筋肉・筋膜性腰痛

    動かしたときに腰の一部が痛む、押すと痛い場所がはっきりする、同じ姿勢が続くとつらくなる場合は、筋肉や筋膜(筋肉を包む膜)の負担が関係していることがあります。疲労の蓄積や姿勢の崩れが背景にあり、くしゃみのような瞬間的な力みで痛みが出ることもあります。

    仙腸関節の不調による痛み

    腰というより、骨盤の左右どちらか(お尻の上あたり)が痛む、片側だけがつらい、立ち上がりや寝返りで痛みが出る場合は、仙腸関節(骨盤の関節)の不調が関係していることがあります。

    骨粗しょう症による圧迫骨折

    転んだ、ぶつけたなどの強い外傷がなくても、軽いきっかけで強い腰背部痛が出る場合は、骨粗しょう症による圧迫骨折が関係していることがあります。特に、年齢や骨密度の状態によっては、くしゃみや咳のような瞬間的な力みが引き金になる場合もあります。

    腰の痛みが出た直後の対処法

    無理に動かさず、まずは安静を優先する

    痛みが強い直後は、無理に動かすことで症状が増すことがあります。まずは、痛みが最も少ない姿勢を探し、安静を優先してください。たとえば、横向きで膝を軽く曲げる、仰向けで膝の下にクッションを入れるなど、腰の反りを減らす姿勢が楽になることがあります。

    まずは患部を冷やして炎症を抑える

    痛みが出た直後で熱感があるときは、冷やすと楽になることがあります。保冷剤や氷のうをタオルで包み、短時間ずつ当てて様子を見てください。冷やしすぎは皮膚の負担になるため、無理に続けないようにしましょう。

    痛みが落ち着いてきたら温めて血流を促す。

    強い痛みや熱感が落ち着いてきた段階では、温めることで腰まわりが楽になることがあります。入浴や温熱、カイロなどで腰を温めると、腰まわりがほぐれて、つらさが軽く感じることがあります。ただし、温めたときに痛みが強くなる、ズキズキする、熱感が増す場合は、まだ炎症が落ち着いていない可能性があるため、無理に続けないでください。

    寝方・起き上がり方の工夫で腰の負担を減らす

    痛みがある時期は、寝返りや起き上がり動作で腰に負担がかかりやすくなります。まず寝方は、横向きで膝を軽く曲げる、または仰向けで膝の下にクッションを入れて腰の反りを抑えると楽になることがあります。

    腰の痛みがある時にやってはいけないNG行動

    NG

    痛いのにストレッチを強く行う

    痛みが強い時期に無理なストレッチをすると、かえって痛みが増すことがあります。特に、勢いをつけて伸ばす、反動をつける、前屈で強く伸ばす、腰をねじる動きは負担が増えやすいので注意が必要です。痛みが出ているときは、まず痛みを減らす姿勢と日常動作の負担軽減を優先してください。ストレッチは、痛みのタイプや時期によって適切な内容が変わります。

    強く揉む・押す・ボキボキ鳴らす

    強い刺激は炎症を悪化させたり、別の部位を痛めたりすることがあります。痛い場所を強く押したり、骨盤まわりをグリグリ揉んだり、背中を反らして“ボキボキ”鳴らしたりすると、痛みが増す場合があります。

    痛み止めで無理に動いてしまう

    痛み止めで痛みが和らいだように感じても、腰にかかる負担そのものが消えたわけではありません。痛みが軽くなったタイミングで、長時間の家事・重い荷物の持ち運び・急な運動・中腰作業をすると、ぶり返すことがあります。

    痛みが増しているのに放置する

    痛みが強くなる、日常生活への支障が増える、痛む範囲が広がるなどの変化がある場合は、放置せず当院へご相談ください。

    放置するとどうなる?悪化・慢性化のリスク

    炎症が落ち着かず痛みが長引くことがある

    負担が続くと炎症が落ち着かず、痛みが長引くことがあります。痛みがある状態で無理をすると、腰まわりの筋肉がこわばりやすくなり、動きが硬くなることでさらに腰へ負担がかかりやすくなる場合があります。

    無意識のかばい動作で別の部位まで痛むこともある

    腰をかばって歩き方や姿勢が変わると、負担が一部に偏りやすくなります。その結果、お尻・背中・股関節だけでなく、太ももや膝などにまで違和感や痛みが出ることがあります

    腰の痛みがある時に行う当院の検査

    問診・触診で痛みの原因を確認

    痛みが出たきっかけや、痛む場所、痛みの種類を詳しく伺います。あわせて、立つ、座る、前にかがむ、反る、ひねるといった動きで痛みがどう変わるかも確認し、日常生活で負担がかかりやすい場面を整理します。触診では、腰まわりの筋肉のこわばりや圧痛(押したときの痛み)、左右差などを確認し、痛みが出やすい部位を把握します。

    必要に応じて画像検査で状態を把握

    症状や経過に応じて、画像検査などで腰の状態を確認します。痛みが強い場合や、しびれ・痛みの広がりがある場合、症状が長引いている場合などは、状態をはっきりさせるために検査が必要になることがあります。検査を行う場合は、何を確認するための検査なのかを当院でわかりやすくご説明し、患者様の不安が残らないよう行います。

    当院が行う腰の痛みの治療

    日常動作の指導

    腰に負担がかかりやすい動き(立ち上がり・前かがみなど)を一緒に確認し、痛みを悪化させにくい動作へ整える指導を行います。たとえば、立ち上がりで腰を反らしやすい方には体の使い方を調整し、前かがみで痛みが出やすい方には腰に負担が集中しない動き方をご提案します。

    リハビリテーション

    痛みが落ち着いてきた段階では、再発を防ぐために体の使い方を整えるリハビリテーションを行います。腰だけに負担が集中しないように、体幹や股関節の動き、左右のバランスも含めて整えていきます。さらに、日常生活(仕事・家事・通勤など)の動きの癖を踏まえ、続けやすい範囲で体のケアを習慣化できるようサポートします。

    くしゃみで腰が痛くならないための再発予防

    腰に負担がかかりにくい姿勢を作る

    腰に負担がかかる姿勢を長時間続けないことが大切です。デスクワークやスマホ操作が続くときは、30〜60分に一度は立ち上がって姿勢をリセットし、腰への負担をためないようにしましょう。

    体幹・股関節の硬さを整える

    体幹や股関節が硬いと、動作のたびに腰へ負担が集中しやすく、くしゃみのような瞬間的な力みで痛みが出やすくなります。再発予防では、腰だけで動かず、股関節を使って動くことがポイントです。例えば、物を拾うときは腰から折らずに膝と股関節を曲げてしゃがむ、立ち上がるときは股関節から起きる意識を持つだけでも腰の負担が減ります。

    花粉症・咳が続く時期は早めに対策する

    くしゃみや咳が増える時期は、腰への刺激が繰り返されやすくなります。くしゃみは腹圧が一気に上がり、連続すると腰への負担も重なりやすいため、早めの対策が再発予防につながります。

    よくある質問

    湿布は冷湿布と温湿布どちらがいいですか?

    痛みが出た直後で熱感がある場合は冷湿布が合うことがあり、痛みが落ち着いてきた段階では温湿布が楽になることがあります。

    どのくらいで自然に治りますか?

    痛みの原因や程度によって回復までの目安は変わります。早く落ち着くこともありますが、無理をすると痛みが長引くことがあります。今の状態を確かめるためにも、当院にご相談ください。

    腰の痛みでお困りの方は甲府市にある整形外科「望月整形外科クリニック」まで

    くしゃみや咳で腰が痛む場合は、腹圧の上昇や姿勢の影響で腰に負担が集中している可能性があります。ぎっくり腰だけでなく、症状によっては腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などが関係していることもあるため、痛みが強い、長引く、しびれを伴うなどの場合は早めの確認が大切です。

    当院では、痛みのきっかけや経過を丁寧に伺い、必要に応じて検査を行ったうえで、生活動作の指導やリハビリテーションを通じて症状の改善と再発予防をサポートします。リハビリルームと各種リハビリ機器を備えており、痛みが落ち着いた後も再発しにくい体づくりまで取り組める体制を整えています。

    くしゃみで腰が痛い、腰痛が続いてお困りの方は甲府市にある整形外科「望月整形外科クリニック」までご相談ください。

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